2018年1月に発表された、国内HR Tech(HRテック)企業の最新ニュースをご紹介。
「サービスローンチ・機能の追加」「事業提携・サービスの導入」「役員人事」「資金調達」「業績」の点からニュースをお届けします。
①サービスローンチ・新機能(9件)
②事業連携・サービスの導入(4件)
③役員人事(2件)
④資金調達(1件)
⑤業績・受賞など(2件)
2018年1月は、先月に引き続き「サービスローンチ・新機能」のニュースが多く発表されました。クラウドやAIを活用したサービスに限らず、VR技術を活用したサービスもリリース間近です。
日本初のパフォーマンスマネジメント支援アプリ『1on1navi』のiOS版を2月1日にリリース(2018年1月10日)
https://www.value-press.com/pressrelease/195220
人事・人材開発サービスを提供するエム・アイ・アソシエイツ株式会社は、上司と部下の対話を核とするマネジメントをサポートするアプリケーション『1on1navi』のβ版を2月1日にリリースすると発表しました。
最近では、「上司と部下が期中に1対1で頻繁に対話を行う、1on1(ワンオンワン)」を制度として取り入れる企業が増えている一方で、それを支援するツールが国内にあまり存在しておらず、企業が1on1を効果的に実施できるよう本アプリをリリースするとのことです。
本アプリには、「1on1」の他にも「目標共有」「リアルタイムフィードバック」といった機能が含まれています。Android版とPC版の開発を進めており、今春に本格リリース予定です。
AnyMind Group、AIリクルーティングソフトウェアTalentMindの提供を開始(2018年1月11日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000018392.html
AI(人工知能)を活用したSaaSソリューションを提供するAnyMind Groupは、AIリクルーティングソフトウェア「TalentMind」の提供開始を発表しました。
「Talent Mind」を通して、自社社員のコンピテンシーを元に自社が理想とする人材を明確化することができ、これらのデータを活用し候補者のスクリーニングを行うことで採用業務を効率化させることができるとのことです。
「TalentMind」は今後、4つの段階に分けて提供されます。
① TalentMind Screening…様々な職種でも適切な人材を探し出せる採用担当者向けのサービス。
② TalentMind Analytics…社員の分析により企業ごとに候補者を可視化するサービス。
③ TalentMind Sourcing…優秀な人材を分析しリコメンドするサービス。
④ TalentMind Matching…企業と候補者のマッチング。
HR Tech特化型アウトソーシングサービス「HRogソリューション」を2018年1月12日より提供開始(2018年1月12日)
https://www.value-press.com/pressrelease/195485
HR業界・人事向けビッグデータソリューション事業を展開する株式会社ゴーリストは、HR Tech特化型アウトソーシングサービス「HRogソリューション」を2018年1月12日より提供開始しました。
「HRogソリューション」はHR Tech領域の新規サービスやアプリの開発・運用をアウトソーシングできるサービスです。ゴーリスト社が取引のあるHR業界企業の声を元に立ち上げたサービスで、HR Techのプロダクト開発、周辺システム開発、プリセールス・導入、保守・運用などを任せることができます。
企業とアルムナイ(企業OB/OG)をつなぐ日本初のクラウド型アルムナイ・リレーション・プラットフォーム「Official-Alumni.com」β版リリース(2018年1月18日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000030026.html
「Official-Alumni.com」は、日本初のアルムナイリレーション特化型プラットフォームです。
(アルムナイ…会社のOB/OGの集まり)
海外では従業員のエンゲージメントを高めるだけでなく、会社のOB/OGのエンゲージメントを高めることで、退職後も出身企業に何かしら関わるケースが増えています。
本サービスは、チャット型UIと匿名機能、NPS(顧客ロイヤルティーを数値化するシステム)を活用したGauge(ゲージ)によるエンゲージメントの測定、コンテンツやイベント管理機能を備えている点が特徴です。
東大エリア シリコンバレー化PROJECT、始動!まったく新しいコミュニティスペース、「HELLO,VISITS東京大学」が2018年1月11日(木)オープン(2018年1月11日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000029223.html
アイデアの価値を可視化する「ideagram」を手がけるHR TechカンパニーVISITS Technologies株式会社は、学生やOB・OG、企業などがネットワークを広げる、「co-creation(共創)」をコンセプトとした「HELLO,VISITS東京大学」をオープンしました。
特色としては、学生スタッフであるコミュニケーターが企画・運営することで学生同士の質の高いコミュニティが形成される点、大学教授などと連携してワークショップなどを実施することで、学びの場としても機能する点、HELLO,VISITS専用のアプリなどを通じて、社会人と学生が繋がれる点が挙げられます。
【新機能】社内コミュニケーションを活性化させる「ランダム自己紹介」を標準機能としてリリース(2018年1月23日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000026739.html
Sharin株式会社が提供する、チーム活性化・人事業務効率化をコンセプトにしたコミュニケーション型人事クラウドサービス『Sharin』にランダム自己紹介機能を追加されました。
本機能は、同じ部署や同じプロジェクト以外のメンバーと話す「きっかけ」を作り、部署やプロジェクトの垣根を超えたコミュニケーションが生まれることを目的に追加された機能です。
今回のランダム自己紹介機能は、ログインすれば自動的に表示される設定で、意識せずとも企業内の「誰か」の情報を知ることができます。
調理師等の無料新卒採用クラウド型プラットフォーム「エフジョブスクール」提供開始(2018年1月9日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000008227.html
株式会社グローアップは、飲食に関わる企業、学校、学生を結ぶことによる飲食業界の人材採用・育成を目的とした「エフジョブスクール」の提供を開始しました。
企業は「求人情報をクラウド上で提出・管理」し、学校は「求人情報をクラウド上で管理・閲覧」でき、学生は「求人情報をスマホやPCから閲覧」できます。
これにより、企業は求人情報提出や管理に関する業務が減り、さらに多くの学校と学生と出会うことに時間が割けるようになります。
円滑なコミュニケーションが生み出す組織力!社員間の「いいね!」ポイントで360度評価を実現(2018年1月15日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000030753.html
株式会社シーグリーンは、同社が提供するリアルタイム人事評価システム「評価ポイント」に新機能として、社員間でポイント付与し合える「いいね!」ポイント機能を2018年1月15日(月)から開始しました。
「積極性がある・コミュニケーションの能力がある・協調性がある」などの評価しにくい項目に関して、多面的に評価ができる「いいね」ポイントを使うことにより、社員の特性や人物像を把握でき、また、社内コミュニケーションの向上も期待されます。
Synamon、『VRおもてなし研修』をパソナ、キャプランと共同開発(2018年1月17日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000025330.html
VR/AR/MR領域に対するプロダクトの企画・開発を手掛ける株式会社Synamonは、株式会社パソナらと共に、日本の「おもてなし」を仮想空間内で学ぶ「VRおもてなし研修」を開発しました。
VR技術を用いて「インフォメーションセンター」「店内」「ホテル」「レストラン」の4つの場面を仮想空間内に作り上げ、同じ仮想空間内にアバターで登場する講師から、おもてなし研修を受けます。
ヘッドマウントディスプレイと通信環境があれば、場所にとらわれず、どこでも受講可能です。本サービスの提供開始は、2018年2月を予定しています。
大学初 AI面接サービス「 SHaiN 」を帝京大学のキャリア教育に導入(2018年1月23日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000011421.html
企業が求めるスキルをもとに人の代わりにAIが面接をおこなうサービス「SHaiN」を、キャリア支援・就職支援を目的に帝京大学が導入しました。
すでに大手企業なども導入している「SHaiN」ですが、大学への導入は初とのことで、帝京大学は、学生の質向上、学生の進路にあった企業選び、大学職員の指導のレベルアップを目指すとのことです。
人材教育系アプリ「TANREN」、 携帯アクセサリーショップの「インチャージ」へ導入~スマホの修理から接客までのナレッジ共有をスピーディに展開し、急速出店の人材育成を実現(2018年1月4日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000016767.html
TANREN株式会社の提供する教育クラウドアプリ「TANREN(タンレン)」は、株式会社インチャージが運営する携帯電話アクセサリー、周辺機器の販売「SmaPla」直営店23店舗に自社サービスを正式導入したと発表しました。
TANRENは、接客ロールプレイング(ロープレ)の動画をクラウド上で共有し、マネージャーや同僚がその動画に対して詳細なフィードバックができるナレッジシェアアプリです。
TANRENを導入したインチャージ社は、出店強化をするなかでリアルタイムにスタッフのスキルや店舗運営状況を把握するという課題を克服するために導入を決定し、販売したいプロダクトの現状の販売スキルを直ぐに確認できる点を効果として挙げています。
属人的な教育や、教育方法に困る店長も生まれがちだったが、TANRENを使うことによって他店舗の手法や好事例をすぐに取り入れ、改善していく流れができているとのことです。
クラウド型採用支援システム「採用係長」が、求人検索エンジン「スタンバイ」と無料連携(2018年1月16日)
https://www.value-press.com/pressrelease/195655
株式会社ネットオンが提供するクラウド型採用支援サービス「採用係長」と、求人検索エンジン「スタンバイ」が提携を開始しました。
「採用係長」はすでにIndeedと連携しており、同サービスで採用ページを作成すると、Indeedに自動的に求人情報が掲載される仕組みになっています。
今回、Indeedと同じ求人検索エンジン「スタンバイ」と連携することで、更なる応募数の増加が見込めるとのことです。
健康経営優良法人2017の日本ユニシスにポケットセラピストをトライアル導入し社員1人あたり19,200円/月の生産性向上(1月22日)
株式会社バックテックは、同社がリリースする企業の生産性向上を目的とした腰痛対策アプリ『ポケットセラピスト』を、日本ユニシス株式会社の健康経営支援としてトライアル導入しました。
結果として、労働生産性の向上、腰痛の軽減、ストレス状態の低下、睡眠の質の向上、飲酒習慣の改善、運動習慣の改善などといった効果があったとのことです。
下記のようなコストメリットも同時に得ることができています。
・社員1人当たりの生産性向上効果:19,200円/月
・腰痛対策にかけるコストの節約金額(対象者の平均節約額):4,540円/月
『HRアナリスト』アドバイザーに人材研究所代表取締役の曽和利光氏が就任(2018年1月16日)
シングラー株式会社が提供するサービス『HRアナリスト』のアドバイザーに曽和 利光氏が就任します。
『HRアナリスト』は採用の分析ツールで、モチベーションやクロージングから内定までを一括サポートするサービスです。
大手から中小企業の人事・人材採用に多くの経験とノウハウをもつ曽和利光氏の就任で、『HRアナリスト』の大幅なサービスのアップデートを目指すとのことです。
AnyMind Group、ヒトメディア創業者の森田 正康氏とアドバイザー契約を締結〜TalentMindをはじめとする新規プロダクト開発の監修を担当(2018年1月11日)
https://anymindgroup.com/news/press-release/4/
「学び」に関する、コンテンツ、インプットの場、アウトプットの場、サイクルを提供する事業を手がける株式会社ヒトメディア創業者兼代表取締役CEO 森田正康氏が、AIを活用したSaaSソリューションを提供するAnyMind Groupのアドバイザーに就任しました。
AIリクルーティングソフトTalentMindを始めとする、AIを活用したSaaSソリューションのサービスの戦略的監修をおこないます。
AnyMind Group共同創業者兼CEO 十河 宏輔氏は森田氏の就任について、「森田氏はEdTech、HR、スタートアップの各分野において素晴らしい成果を出されてきました。彼の知見は、TalentMindをはじめAnyMind Groupの成長を更に後押ししてくれるものと期待しています。」と話しています。
株式会社SmartHRが戦略的スキームSPVを活用した15億円のシリーズB資金調達を実施。500 Startups Japan代表 James Rineyが社外取締役 就任(2018年1月23日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000015987.html
株式会社SmartHRは、SPV(一般的に特定の企業やプロジェクトなどに資金を投資する目的で専用のファンド等を組成し、当該ファンド等を通して資金を供給する)を活用し、15億円の資金調達をしました。
同時に、500 Startups Japanの代表兼マネージングパートナーのJames Riney氏が社外取締役に就任を発表しました。調達資金は、SmartHRの開発費、人件費、マーケティング活動費に充てられます。
ヘイズ・ジャパン、今年度第二四半期の売上が過去最高を達成。世界30カ国のコンサルタントが活躍、ダイバーシティが企業に好業績をもたらす事を証明(2018年1月11日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000008738.html
「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しているヘイズ・ジャパンが、売上ベースで前年同期比19%を達成しました。
IT分野のAIや自動運転、アプリケーション開発などができるハイレベルな人材の紹介が、今回の業績アップの要因と説明しています。
『ジョブカン』シリーズ4サービスが、1,000万人以上が利用する法人向けIT製品の比較・資料請求サイト『ITトレンド』2017年年間ランキング1位を獲得(2018年1月5日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000004237.html
株式会社Donutsの提供する「ジョブカン」シリーズの、クラウド型バックオフィス支援システムの『ジョブカン勤怠管理』、『ジョブカンワークフロー』、『ジョブカン経費精算』、『ジョブカン採用管理』が、『ITトレンド』の2017年お問い合わせランキングで1位を獲得しました。
『ITトレンド』は、1,000万人以上が利用する法人向けIT製品の比較・資料請求サイトです。
4サービスはそれぞれ「勤怠管理・就業管理」部門、「ワークフロー」部門、「経費精算システム」部門、「経費精算システム クラウド」部門、「採用管理・選考管理システム」部門で1位に輝いたとのことです。