HR Techナビでは、国内外のHR Techに関する最新トレンド、活用事例などHR Techに関わる人にとって役に立つ情報をお届けいたします。

【Institution for a Global Society株式会社】HR Tech GP2018ファイナリスト紹介

能力を定量化・可視化し、学生や従業員の潜在能力をAIによって発見できるピープルアナリティクスツール『GROW360』



採用もできるピープルアナリティクス『GROW360』


サービス概要-

「GROW360」は、能力を定量化・可視化し、学生や従業員の潜在能力をAIによって発見できる、ピープルアナリティクスツールです 。

気質診断(BIG5)とコンピテンシー及びスキルの360度評価をスマホで実施した後、管理者用のダッシュボード上で、個人へのフィードバックレポートの自動生成及び統計情報を即時確認いただけます。

気質診断は、BIG5をIAT(Implicit Association Test)によって、人間の意識下にある思考や感情を探ります。(スマホで実施できるIATはIGSが特許取得済)

ゲーム感覚で実施でき、スマホ上の指の動きから反応速度や判断の迷いなどを検出、受検者の潜在的な性格を可視化します。

コンピテンシー評価では25コンピテンシーの中から、選択式の問題を出題し、自己評価と友人・同僚など、数名の評価者から収集されたデータを分析し、AIがスコア補正を行い数値化します。

気質診断とコンピテンシー評価の組み合わせにより、成長ポテンシャルや人間関係のネットワークを可視化することも可能です。


-サービス開発のきっかけと自社サービスで解決したい課題-

代表の福原がフランスの大学院INSEADに留学した時のことです。

70か国から学生が集まっているフランスの大学院INSEADの落ちこぼれで、日本人で英語ができないのが理由だと、中途半端な努力しかせず過ごしていました。しかし、科学的な知見を利用する人事の授業(今で言うPeople Analytics)で、世界の友人たちからの360度フィードバックを受け、目が覚めました。

「英語がネイティブの10分の1なら、中身を10倍以上にすべく努力をすればいいだけだ」「英語を言い訳にするのは止めて、総合的に自らの現状を分析し、未来とのギャップを埋めろ」など、厳しくも温かみのあるフィードバックが、自分自身を直視させるとともに、ミライに向けての道を照らしたのです。

その後、外資系企業で多国籍からの人材を率いていく中で、360度フィードバックからの学びを実践し、英語で繰り広げられる最先端のスキルやコンピテンシー教育を研修などに積極的に取り入れたところ、人が育ち、会社、そして社会が変革されていくことを経験してきました。

人は正しいフィードバックにより、成長することができるという確信を持っています。

それを実践すべく、コンピテンシーやスキルの360度評価、気質診断をスマホで手軽に実施でき、AI分析を加えることで、能力の定量化とポテンシャル可視化を可能にしました。企業が戦略人事を行うために必要なデータ分析を、統計や分析に関する高度な知識を習得する必要なく、新卒採用・中途採用における人物要件の定義、人材の育成計画の作成、適切な人材配置を可能にします。


-HR Tech GP 2018 Finalにかける意気込み-

GPを通じて、多くの企業様にGROW360を認知いただくことで、データを活用したピープルアナリティクスに対するハードルを下げ、戦略人事を全ての企業様で実施できることに貢献することがIGSの願いです。


【登壇者】

Institution for a Global Society株式会社 代表取締役社長 福原 正大(ふくはら まさひろ)

 

慶應義塾高校・大学、INSEAD(MBA)、グランゼコールHEC(with Honors)、筑波大学博士(経営学)、一橋大学大学院特任教授、慶應義塾大学訪問教授。東京銀行、世界最大の資産運用会社バークレイズ・グローバル・インベスターズ(Managing Director, 取締役)を経て、グローバルリーダー育成の場を創るInstitution for a Global Society設立。


投票する