「働きやすさを透明化する」企業口コミ & Employer Brandingプラットフォーム『Clarity(クラリティ)』。
企業口コミ & Employer Brandingプラットフォーム『Clarity(クラリティ)』
-サービス概要-
〇サービス内容
- 企業口コミ & スコアリング
- 福利厚生データベース
- 企業投稿 & 求人(Employer Brandingサービス)
〇類似サービスの問題点
- 「女性の働きやすさ」「ワークライフバランス」といった口コミのカテゴリーはあるが、総合的にスコア化・指標化されていないため、口コミの文章を一つ一つ読むしかなく「なんとなく」しか雰囲気を掴むことしかできない。
- ユーザ側の一方的な口コミに対して、企業側は何も発信することができない。
〇ここがポイント
- 独自の指標で、企業の「働きやすさ」をスコア化・透明化します。
- 日本初の福利厚生データベースで、自分のこだわりポイントを満たす企業が分かります。現在3,700社のデータを無料公開中!(2018年5月時点)
- 企業の ”Employer Branding” を促進するコンテンツやデータ、求人情報を掲載できます!
-サービス開発のきっかけと自社サービスで解決したい課題-
私は家庭環境やキャリアを通じて、女性が働き自立し続けることの難しさに向き合ってきました。男女格差指数で日本は144カ国中114位と先進国にも関わらず著しく低く、この現状を打破するために何ができるだろうか?とずっと考えていました。コミュニケーションで女性を勇気付けられたらとクリエイティブエージェンシーに入りましたが、カンヌを受賞できるような社会的な広告は滅多に作れません。直接的な課題解決のためにはサービス(仕組み)が不可欠と痛感し起業を決めました。
私がいた外資系企業では女性差別は少なく、例えば先輩の女性社員が産休・育休から元のポジションに復帰するのは当たり前で、何かあれば子供と一緒に出社したり自宅勤務も自由にできました。会社全体のDiversityへの意識は高くキャリアを追求することができました。しかし日本には女性が働き続けることが当たり前ではない企業が多く、その状況を圧倒的に改善できるサービスは何だろう?と考えClarityが誕生しました。
「女性」と一言に言っても様々です。バリバリ働きたい人から家族との時間を大切にしたい人など、価値観は十人十色でライフステージによっても変化します。それに対し「女性の活躍」「ワークライフバランス」といった言葉はあいまいでよく分かりません。具体的にどのような生き方がしたくて、そのためにどのような働き方がしたいのか。企業はどのような働き方や環境が提供できてどのようなビジネスゴールを目指しているのか。そこを具体的にマッチングさせられれば双方ハッピーです。全ての企業がGoogleや資生堂のようにならなくても良いのです。
2018年新卒生が福利厚生や働き方を重視するというニュースがありましたが、これから益々「働きやすさ」で企業や仕事を選ぶ時代になっていきます。女性を筆頭に多くの人が、幸せに生きるための「手段」として仕事を捉えるでしょう。そして企業は様々なステークホルダーに対して “Employer branding” が必須となります。私がClarityを通して目指すのは、その社会に向けてイニシアチブを取り、最終的には日本社会全体のQOL(Quality of Life)を飛躍的に向上させることです。経済的な男女平等が実現すればGDP約60兆円の経済効果があると予測されていますが、より多くの女性が働き続けることができれば、労働人口、経済を向上させ、また間接的には男性の家庭や育児への参加を促し、出生率や活力資産の向上にもつながるからです。
-HR Tech GP 2018 Finalにかける意気込み-
起業して初めてのピッチなので、緊張しつつ楽しみにしています。自分らしく自然体で臨みたいと思います。HR Tech GPを通じてたくさんの人にClarityを知ってもらい、使っていただけたら嬉しいです。
【登壇者】
株式会社Clarity 代表取締役CEO 古谷 聡美 氏
2010年成城大学卒業。在学中はサンディエゴ州立大学に交換留学。外資系BPOコンサルティング会社にてコンサルタント、社長秘書を兼任。その後ビーコンコミュニケーションズ株式会社に入社し、P&GやPhillip Morris等のグローバルブランドを担当。2016年からフリーランスとしてZehitomoなどのスタートアップに参画しながら、2018年1月に株式会社Clarityを設立。