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従業員データベースHRMOS Core(コア)をリリース

ビズリーチは、HRMOS Core(ハーモスコア)のリリースを発表した。
HRMOS Coreは従業員のデータベースを設計し、従業員や組織に関する情報を可視化するためのサービス。
履歴書、契約書、面談メモ、評価データ、メール、勤怠データなど点在する従業員データを一元管理し、データを企業の人材活用へ生かす。

人材活用の課題として、従業員データが点在しており、データを活用した人材活用が難しい状況にあった。

「これまで入社したら30-40年働いてくれるのが当たり前だった中堅や大企業にとって、退職は新しい経営課題となっている。適材適所の人材配置を含めて人材の活用が企業には求められてくる」と南氏。

HRMOS Coreでは、活躍している人材の特徴を把握した採用ターゲットの設定、従業員スキルの把握により最適な配置、エンゲージメントの低い部門や従業員を把握などがデータ活用により実現できるという。

またデータを一元管理することによりオペレーション業務の自動化も対応。
自動化の例としては、入社時の社内システムのアカウント作成や人事異動のタイミングでのツールの権限変更、関連システムへの従業員情報の転記作業などだ。
これにより人事業務の約8割を占めているといわれるオペレーション業務を軽減し、人事業務の生産性向上をはかる。

データの拡張性も高く既存システムとのAPI連携も柔軟に対応できる見込みだ。

採用管理システムのHRMOSは2年半で600社を突破し、中堅や大企業を中心に利用されている。2018年8月にHuman OSという新コンセプトを打ち出してエビデンスに基づいた人材活用の実現を一つの目的としている。
南氏は「中堅や大企業の生産性向上を実現することが重要な課題であり、HRMOS Coreはその核となるサービス。 2019年春以降にHRMORSシリーズでパフォーマンスマネジメントやエンゲージメントのサービスもリリース予定で、HR Tech領域全部やるという意思表示。」と述べた。