質問に答えるだけで自分のキャリアが広がるAIアシスタント「Newton」

エン・ジャパンが実施した「転職活動」実態調査によると、転職活動で困ったことは上位から、「自分のアピールポイントがわからない」（43%）、「自分の適性がわからない」（43%）、「自分のやりたいことがわからない」（39%）だった。

「自分の適性がわからない」という悩みを解決のヒントを与えてくれるAIキャリアアシスタント株式会社 Newton Labs Japanが提供する「Newton」を紹介する。

ユーザーはメッセンジャー上で簡単な8の質問事項に回答するだけで、サービス利用登録無しで自分に合った仕事の提案をNewtonから受ける。

Newtonを活用して採用活動をしている企業の求人情報や、パートナー企業との求人データベースなどが、提案する求人情報のもととなっている。

転職活動中で職務経歴書など作成している場合は、職務経歴書をアップロードすることでより相性の良い仕事の提案を受けることができるという。

いくつかの提案を受けた仕事の中から応募後、ユーザーはチャットもしくは電話いずれかの連絡手段を選択し、 Newton Labs Japanの専属コンサルタントからの詳細説明を受けることができる。

応募企業とマッチングした場合は選考に進み、それ以降は通常の転職活動と変わらない。

また、仕事の紹介などという転職の相談以外にも、キャリアコンサルタントへ、職種や業界などのアドバイスや市場に関する情報提供など、転職に関する相談の依頼もできる。

特定のアプリのインストールは不要で、Facebookメッセンジャーさえあれば仕事探しから求人への応募までメッセージのやり取りのみで完結することができるのが特徴だ。

株式会社 Newton Labs Japanの佐藤氏によると、日本市場へ参入をしたきっかけとしては、日本の転職構造と日本人のマインドセットの2点から、テクノロジーによる介在価値が大きいと判断したことにあるという。

筆者も実際に試してみたがとても簡単に仕事の紹介を受けることができた。
質問内容は8つ。最後の職務経歴とスキル欄以外は、選択肢をクリックするだけで十分だ。

自分が転職活動をするとなった場合に検索しないような会社からの提案は新鮮で、転職活動をやろうかどうか迷っているときに「とりあえず」相談してみることで、転職活動の方向性にあたりをつけるということもできそうだ。

すでにメルカリやSansanなどの成長企業が利用しており、従来のサービスではアプローチできなかった人材にアプローチができたというポジティブな意見をもらっている企業もあるという。

求職者との新しい接点を持ちたい企業は多く、求人情報は今後さらに充実していくだろう。